ジャッジアイズの続編「ロストジャッジメント」がいよいよ2021年9月24日に発売することが決定しました。
- 「前作はやっていないけど、新作で好きな俳優さんが出演しているからやりたい」
- 「前作を今からやる時間はないから新作をやるにあたって必要な情報が知りたい」
- 「前作の復習をしておきたい」
という方に向けて、新作からプレイしても前作をプレイしている人と同じレベルで楽しめるようになるための情報をお伝えしてまいります。
前作をプレイする予定が無い方は、「ネタバレを読む!」と表記している部分を表示してご覧ください。
前作「JUDGE EYES:死神の遺言」のゲーム概要
JUDGE EYES(ジャッジアイズ)は、龍が如くシリーズをつくっている「龍が如くスタジオ」が開発した新しいゲームタイトルです。
主人公が架空の人物ではなく、木村拓哉を採用していることから、「キムタクが如く」と呼ばれました。
まるでサスペンス大作映画を見ているような練りこまれたシナリオ展開で好評で、Amazonでのゲーム評価は星5つ中【4.4】という評価の高さでした。
ジャンル | リーガルサスペンスアクション |
対応機種 | PS4、PS5 |
開発元 | セガゲームズ |
発売日 | 2018年12月13日 |
プレイ人数 | 1人 |
対象年齢 | CERO:D(17歳以上) |
プレイ時間(目安) | ストーリークリアのみなら約25~30時間程度 やりこみ要素含めて約70~80時間程度 |
ロストジャッジメントのプレイ時間も大体前作と同じぐらい(25~30時間)になるのではないかと予測します。
メインストーリーのみを楽しみたい人なら、そこまで長くはありませんので、長時間ゲームできない、という人でもプレイしやすいボリュームです。
前作のストーリー
八神 隆之(木村拓哉)が初めて担当する刑事裁判で、殺人容疑で逮捕された被告の弁護を担当することになりました。
状況的に無罪を勝ち取るのは困難だったのに、なんとその裁判で無罪を勝ち取ります。
その腕が周囲に評価され、一躍人気弁護士となった八神でしたが、後日、その被告が付き合っていた彼女を殺したという事を知ります。
「自分は殺人犯を無罪にしてしまった」「もう自分の目には人の善悪が見分けられないんだ」と自信喪失してしまった八神は弁護士を辞め、探偵兼便利屋として細々と神室町で生活していたある日、ある連続殺人事件に関する証拠集めの仕事を依頼されます。
その連続殺人事件とは、関西から進出してきた極道組織の「共礼会」の組員ばかりが目をえぐられて死体で発見されるという物騒なものです。
その事件を追っていくうちに、その事件の裏にある本当の真実について向き合うことになっていく…というのが前作のあらすじです。
知っておきたい登場人物と彼らの過去
名前の左に★が付いている人物は新作でも登場しますので、新作からプレイする人は確実に目を通しておいてください。
★がついていない人物は登場がまだ不明ですが、新作でもなんらかの関わりはあるんじゃないかと予測しています。
★ 八神 隆之(木村 拓哉)
神室町にある『八神探偵事務所』の所長で元弁護士の私立探偵。35歳。
八神の父親は弁護士で、ある殺人事件で勝ちとった無罪判決に納得のいかなかった被害者遺族が八神の家に入り込み、両親を殺されてしまいます。
それから親類から離れて神室町で不良初年としての日々を送っていた中、東城会の末端組織である「松金組」の親方である松金 貢と出会い、金銭的な援助を受けて更生し、父と同じ弁護士の道を進むことになりました。
荒れた生活で経験を積んだせいか「喧嘩」が強く、神室町流というカンフーを自己流にアレンジした戦法を開発し、優れた格闘センスを持っています。
性格は冷静沈着ですが、負けず嫌い。
自分がこうと決めたことは、誰に何と言われても決して曲げません。
また情に厚く、困った人を見過ごせないやさしさも持っています。
★海藤 正治(声優:藤 真秀)
『八神探偵事務所』の助手を勤める元松金組の構成員。
中学を卒業してから「松金組」に在籍しており、当時両親を殺されて荒れた生活を送っていた八神と顔を合わせるたびに喧嘩をしていました。
喧嘩の実力が高い八神でも、さすがに海藤さんの腕っぷしにはかないませんでしたが、負けるのに何度も立ち向かってくる精神を買われて八神は松金組の親方である松金 貢に面倒を見てもらうようになるわけです。
1年前のある日、事務所の金庫に保管していた1億円が盗まれる事件が発生しました。
そのときに留守にしていた海藤は、その責任を問われ、同じ組員の「羽村」にヤクザとしてのけじめをつけろ(指を切れ)と言われます。
そこに居合わせた八神と親方の機転により、海藤は松金組を破門することにはなりましたが指をきらずに済みました。
それからは八神探偵事務所の助手として、八神を「たー坊」と呼んで慕い、親友であり相棒のような関係性を構築するに至りました。
たとえ銃をつきつけられても臆しない根性と漢気、度胸、強さを併せ持っています。
ただし頭はあまり良くなく、天然な一面がありますが、なにかあったときには必ず力になってくれる頼れる相棒です。
★杉浦 文也(声優:寺島 惇太)
仮面をつけ、パルクールを駆使して行動する神室町の「少年窃盗集団」の中心人物。コードネームが「ジェスター」
情人離れした身軽な身のこなしと、カポエイラのような体術、明晰な頭脳と優れた判断力を持っていたため、窃盗集団の中でも羨望される存在でした。
「窃盗団」といっても、杉浦が活動していた時は『悪い人からしかとらない』義賊のようなものだったが、窃盗団のリーダーである、コードネーム「クロウ」は金に目がくらみ、そのルールを破るようになります。
その結果杉浦は窃盗団を抜けることになったわけです。
やがて杉浦は八神に神室町で起こっている連続殺人事件を調べる協力を求められ、行動を共にするようになりました。
★東 徹(声優:川原 慶久)
松金組若衆で、海藤の元弟分。
連続殺人事件の犯人と繋がっている松金組のカシラである羽村は、事件のことを探る八神や海藤が疎ましい存在なわけです。
だから羽村に命令されて、東は八神たちを襲撃するのですが返り討ちにされてしまいます。
東はカシラである羽村に逆らえない状況だから組員として行動しているわけですが、今でも海藤のことを慕っています。
なんやかんや文句をいいつつも、自分が管轄しているゲームセンター「シャルル」を作戦会議の場として貸してくれたり、力が必要な時には協力してくれる『良いやつ』でした。
源田 龍造(中尾 彬)
「源田法律事務所」の所長。
松金組長とは古くからの仲で、松金組の法的係争の弁護を何度も請け負ってきた過去を持っています。
松金組長経由で八神のことを知り、彼が駆け出しのころから面倒を見てきました。
八神が弁護士をやめたあとも気にかけており、探偵業としての仕事をくれたりもします。
八神のよき理解者であり、八神のことを思って言葉をかけてくれる「親父」のような存在です。
★星野 一生(声優:林 勇)
源田法律事務所に所属している新人弁護士。
トップクラスの成績で司法試験に合格した秀才だが、出世欲はなく、いかにもひ弱そうな見た目なのに実は空手3段を持っています。
また度胸もすわっており、ヤクザに対しても臆することなくハッキリとモノを言う意外性のある人物です。
八神と連続殺人事件についての調査を進める中で自分のやるべきことに向き合い、ゲーム終盤で弁護士として成長を遂げます。
同じ事務所の城崎さおりに思いを寄せています。
★城崎 さおり(声優:甲斐田 裕子)
源田法律事務所に所属している弁護士。
前髪が目を覆い隠し地味な外見だが、実はかなりの美女。
性格はマイペースで物静か。淡々としていますが甘いものには目がありません。
八神と連続殺人事件の犯人を追うためにキャバクラに潜入して情報収集したり、ハニートラップをしかけたりするなど女性ならではの武器を駆使してサポートしてくれる存在です。
九十九 誠一(声優:宮本 淳)
IT能力を駆使する情報屋。このような外見ですがリア充です。
典型的なヲタクの見た目。ネットカフェで暮らしていて、毎日オンラインゲームに没頭しています。
高度なハッキング技術を使ったり、「Yutter」という呟きアプリを駆使して情報を集めてくれたり、盗聴器を作ってくれたりとサポートしてくれます。
藤井 真冬(声優:清水 理沙)
東京地検の美人検事。
幼少期に母親がひき逃げで重傷を負い、幼かったが故に満足に証言ができなかった真冬を森田という検事がエスコートして事件を解決したことがきっかけで検事を目指すことになりました。
事件を解決してくれた森田が初恋だった真冬は、森田が結婚したことを知ってショックを受けていた時に、幼馴染の城崎さおりから八神のことを紹介されます。
恋人関係には「まだ」なっていませんが、お互いその気は少なからずあるようですので、続編での二人の関係は注目ポイントです。
前作の舞台で新作にも登場する『神室町』とは?
「東京都新宿区歌舞伎町」をモデルに作られた架空の町です。
いわゆる歓楽街で治安が悪く、素行の悪いホストやチンピラがひしめいており歩いているだけでしょっちゅう喧嘩をふっかけられます。
町にはつぎの施設が存在し、実際に入店することもできます。
プレイスポット
これらの施設でミニゲームをプレイしたり、ゲーム内で女性とデートするときに一緒に遊ぶことができます。
- 吉田バッティングセンター
:実際にバッティングゲームが楽しめます - DARTSLIVE
:ダーツゲームが楽しめます - 近代麻雀・麻雀ららばい
:麻雀ができます - クラブセガ
:UFOキャッチャーや、ゾンビシューティングゲームを楽しめます - ドローンレース
:ドローンのパーツを付け替えたりして最強のマシンを作り、ドローンレースを楽しめます - VRサロン パラダイス
:「VRすごろく」というミニゲームが楽しめます
飲食店
リアルに存在する店が多数ゲーム内で登場し、これらの店で食事をしたり、店員と友人関係を結ぶこともできます。
- 赤牛丸
- 富士そば
- 銀だこ
- 九州一番星
- いきなり!ステーキ
- リンガーハット
- 寿司吟
- 牛角
- すしざんまい
- ワイルドジャクソンなどなど
商業施設
プレイヤーの体力を回復するアイテムを、これらの商業施設で購入することができます。
- えびすや(質屋)
- ドン・キホーテ
- ル・マルシェ
:架空の店。ジュエリーが販売されていて、ゲーム内でデートする女性へのプレゼントをここで購入することができます - POPPO
:架空のコンビニ
前作のゲームシステム
戦闘システム
ゲーム内の戦闘はすべて「△ボタン」と「□ボタン」を使って行います。
アクションゲームが初めての人でも、とりあえず□と△の組み合わせだけでコンボを決めることができますので難しく身構える必要はありません。
戦闘場面に応じて、戦闘スタイルを切り替えることができます。
- 一閃モード
:1vs1の戦いで有効なスタイル - 円舞モード
:集団戦で有効なスタイル
ボス戦では「一閃」、チンピラたちを蹴散らしたいときは「円舞」という感じで切り替えると、より戦闘を優位に進めることができますよ。
また、経験値のようなもの(ゲーム内ではSPというものです)を溜めることで、新たなスキルを身に着けることが出来ます。
たとえばダウンしたときに起き上がりながら攻撃を繰り出せる「起き上がり攻撃」や、飲酒状態で強くなる「酔い回り拳」など、木村拓哉を自分で操作してカッコよく攻撃が決めれたときの気分たるや、このゲームでしか得られません。
また、街にある看板や、とまってる自転車を持ち上げて敵にぶん投げたりできる爽快さを味わえたり、仲良くなったコンビニの店員さんが戦闘に協力してくれるなど、人の温かさにほっこりできたり、色々な気持ちを体感させてくれるアクションゲームでした。
調査アクション
探偵という職業柄、本格的に探偵っぽいアクションを楽しむことが出来ます。
尾行
特定の人物に気づかれないように尾行するモードです。
近づきすぎたり物音を立ててしまうと気づかれてしまうので、看板や壁を上手く活用しなければいけません。
チェイス
逃走していく相手を追いかけるときにチェイスモードになります。
人混みを上手くさけたり、相手が投げてくる障害物を交わしたりして追い詰めます。
猛スピードで町を駆け抜けていく迫力満点のモードです。
スクープミッション
探偵・弁護士たるや証拠が必要です。
たとえば浮気調査の依頼では、ホテルにはいっていく不倫現場を、絶交のタイミングで、さらに顔がちゃんと映る場所から写真をとらなければなりません。
鍵開け
「ピッキング」や「サムターン回し」などの鍵開け技術を駆使してドアを解除する場面が出てきます。
コントローラーの繊細な操作が求められますので、まるで本当に自分が鍵開けしているような気分に浸れます。
変装
ストーリー上、必要なタイミングで変装する必要があります。
とくに指定がなけれあ好きな衣装に着替えることができますので、木村拓哉をホームレス風な見た目にしたり、清掃員の作業服を着せたりできるんですが、結果的に何を着てもカッコいいということに気づきます。
高クオリティなミニゲームの数々
テーブル・ボードゲーム
- 麻雀
- 将棋・詰将棋
アーケードゲーム
- KAMURO OF THE DEAD
:ゲーセンに確実にあるような一人称視点のゾンビシューティングゲームです。
ゲームの中のゲームなのに遊びごたえ十分ありますよ。 - モーターレイド
:セガから1997年に稼働開始のアーケード用バイクレースゲームです。
こんな実在するゲームまで、ジャッジアイズの中で楽しめてしまいます。 - ファイティングバイバース
:1995年にゲーセンで稼働していたセガの3D対戦型格闘ゲームです。
まるでレトロなゲーセンにいるような気分で、ジャッジアイズ本編を忘れて熱中してしまいます。 - ぷよぷよ
:誰もが知ってる「ぷよぷよ」もゲームセンターでプレイできます。 - UFOキャッチャー
:UFOキャッチャーで獲得したぬいぐるみを、自分の事務所に飾れたりするのでわたしは無我夢中でプレイしました。
カジノ
- ブラックジャック
- ポーカー
- こいこい
- おいちょかぶ
ミニゲーム
- VRすごろく
:VR空間に入り込んで、すごろくゲームができるのですが、ゲームの景品でお金稼ぎができたり、ゲーム内のアイテムを獲得することができます。 - ドローンレース
:神室町を舞台にドローンレースに挑戦することができます。
スピードが出せるようにドローンをカスタマイズしたり、コースを把握したりする必要があるなど、奥のあるミニゲームとなっています。 - バッティングセンター
- ダーツ
- ピンボールパーラー
ゲーム初心者でも楽しめる?
ゲームの難易度について
ゲーム内で設定できる難易度は、「EASY」「NORMAL」「HARD」、ゲームクリア後に解放される「EX HARD」の4種類です。
難易度はゲーム中にいつでも変更できるので、NORMALでスタートしてみて、難しそうならEASYに変更するといいですよ。
アクションゲームといっても、わりとゴリ押ししたり、街にある看板や自転車を敵にぶつけたりすると、わりとアッサリ倒せたりするので、決して難しいゲームではありません。
前作「JUDGE EYES:死神の遺言」の感想・口コミ
キムタクを操作出来るなんて改めて凄い。アクションも爽快感があって楽しい。ゲームをしながらドラマを観てるような感じでワクワクします
探偵物ということもあり、徐々に謎が明らかになる物語の構造です。「どんな展開になるんだろう」というミステリー小説を読んでいるかのようなワクワク感があります。
生まれて初めて龍が如くを遊んだ時感じた、「ゲームの中のリアルな街」を体験した時の感動。それはすっかりマンネリ化して今や過去のものになっていましたが、ジャッジアイズはその感動を、少しだけ再現してくれました。
ドラマ「HERO」にハマッた人はハマると思う。
キムタクありきのストーリーではなく、ストーリーありきのキムタク。
そしてキムタクが八神っていう役にはまっているから面白い。
キムタクの「ちょっ待てよ」はちゃんとキムタク感を出しているのが粋。
まとめ
ここまで前作の情報をまとめてきましたが、まだまだ書ききれていないゲームの良さがたくさんあります。
新作からプレイするのもありですし、新作からプレイする人向けに情報をまとめた私が言うのも変ですが、個人的には1作目からやってほしいです!!笑
ジャッジアイズはストーリーもさることながら、登場人物の背景や考え方、性格がきちんと作りこまれています。
良質なサスペンスドラマを見る気持ちで是非新作が発売するまで時間もありますので、手に取っていただければと思います。