2023年1月24日に発売する「FORSPOKEN(フォースポークン)」について、一体どんなゲームなのか、世間がこのゲームに対してどう思っているのか、ということを記事にまとめました。
たしかに今まで発表された内容からすると不安に感じる部分もあるのですが、それをふまえた上でも「めちゃくちゃプレイしてみたい」ゲームになっていると思います。
FF15を開発したメンバーが集うチーム「LUMINOUS PRODUCTIONS」による第1作目となるタイトルがいかに力のこもった作品なのかが、この記事で伝われば幸いです。
ゲーム概要
タイトル | FORSPOKEN(フォースポークン) |
ジャンル | アクションRPG |
発売日 | 2023年1月24日(火)予定 |
発売価格 | 通常版 パッケージ版 /ダウンロード版 9,680円(税込) Digital Deluxe Edition 14,080円(税込) Limited Edition 22,000円(税込) |
プレイ人数 | 1人 |
CERO | 審査予定 |
対応機種 | PlayStation®5 / Steam / Epic Games Store / Microsoft Store |
あらすじ
ニューヨークに住む「フレイ・ホーランド」は、ある日謎の現象に巻き込まれ、 美しくも残酷な異世界「アーシア」へと飛ばされてしまいます。
そしてその腕には意志を持つ魔法のブレスレット「カフ」が巻かれていました。
カフの助けを借り、フレイは故郷であるニューヨークへ帰る方法を探して、異形のモンスターが息づく広大なアーシアでの旅を始めることになるのでした。
主要な登場人物
フレイ・ホーランド(Voice:庄司 宇芽香)
夢を抱いた猫好きなニューヨーカー。
厳しい生い立ちを持ちながらも、気概に溢れ、機知に富んだ若い女性。
謎の現象によってアーシアへと飛ばされた彼女は、目覚めた魔法の力と、意志を持つ魔法のブレスレット「カフ」とともに、故郷に戻る方法を探すために旅立つ。
モデルとなったのはチャーリーズエンジェルで主役を演じた女優のエラ・バリンスカ
エラ・バリンスカは映画『チャーリーズ・エンジェル』で主役のひとり「ジェーン・カノ」役を演じたイギリスの女優です。
ハリウッドで最も将来を嘱望される若手女優の一人で、演技力だけでなく身体能力にも定評があり、『チャーリーズ・エンジェル』ではほとんどのスタントを自らこなしているほどでした。
女優業の傍らモデルとしても活躍されており、カルティエやカートジェイガー(英国のラグジュアリーなフットウェアとアクセサリーのブランド)のキャンペーンに登場していました。
カフ(Voice: 三上 哲)
アーシアに飛ばされたフレイの腕に巻き付いていた意志をもつ魔法のブレスレット。
広大なアーシアを旅するフレイを導き、様々な形でサポートしてくれる。
ウィットに富んだカフと、彼の声が唯一聞こえるフレイとは皮肉を込めた冗談をよく言い合っている。
タンタ・サイラ(Voice: 杉本 ゆう)
アーシアの統治者であるタンタの一人。
軍を指揮するだけでなく、 自らも戦いの最前線に赴き、多くの兵士たちを率いてアーシアに多大なる勝利をもたらした。
今では邪魔なものは全て排除しようと考える独裁的な暴君として知られている。
タンタ・プラーヴ(Voice: 深見 梨加)
アーシアの統治者であるタンタの一人。
かつて国の裁判官を務めていた彼女は、人の嘘を見破り、善悪を見極める力を持っていた。
今では無実の人々を断罪する冷酷な処刑人になってしまっている。
開発チームについて
FF15開発チームが集うLUMINOUS PRODUCTIONSによる第1作目
LUMINOUS PRODUCTIONSとは、2018年4月にスクウェア・エニックスから発足したゲームスタジオで、ファイナルファンタジーXVの開発チームの大半が集っています。
AAA規模の新規IPを作り上げるのを命題に起ち上げられた会社で、AAAタイトルにふさわしいハイエンドスペックなプラットフォームをターゲットにしたゲーム、それに適したエンジンを両軸で開発するなど、とにかく最先端の技術を駆使したゲームメーカーです。
そんなLUMINOUS PRODUCTIONSによる第1作目となるタイトルが今回のFORSPOKENとなるわけなので、ファイナルファンタジーシリーズで培われたRPGの強みを生かしたうえで、海外の優れたクリエイター、俳優陣とのタッグを組むという新たな作り方で制作された今作はかなり期待度の高い作品となりそうです。
「God of War」の楽曲を手掛けたベアー・マクリアリーと「Bioshockシリーズ」のギャリー・シャイマンが音楽を担当
ベアー・マクリアリーは、BAFTA賞(英国アカデミー賞)を受賞した作曲家で、「God of War」やTVドラマ「The Walking Dead」の楽曲を手掛けました。
また、ギャリー・シャイマンは、Game Critics Awardsでの総合ベスト“Best of Show”受賞を始め、各種E3 Awardを文字通り席捲したIrrational Gamesの「Bioshockシリーズ」で楽曲を担当していました。
この音楽家2人がタッグを組んだことにより生まれる現代的なエレクトロニックビートと、幻想的なトーンを融合させた音楽を今作で体感することができます。
脚本は「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」のゲイリー ウィッタと、「アンチャーテッドシリーズ」のエイミー・ヘニングで構成
FORSPOKENの脚本執筆には、「スター・ウォーズ」最高傑作と絶賛された映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の初期の脚本を担当したゲイリーウィッタが携わっています。
また、エイミー・ヘニングは「アンチャーテッド」シリーズのライター兼ディレクターを担当し、ノーティードッグ(アメリカのゲーム開発会社)の頭脳ともいわれていました。
FORSPOKENの特徴
魔法パルクールで広大なフィールドを縦横無尽に駆け回る爽快感
オープンワールドゲームの広大なフィールドを探索するのに欠かせない事のうちの一つが「移動手段」です。
車や馬などのよくあるものではなく、今作では魔法を使って素早くかっこよく、まるで自分が魔法使いになったかのようにフィールドを駆け回ることができるのです。
たとえば水の魔法を駆使すれば、まるでサーフボードに乗っているかのような感覚に。
あるいは火の魔法を使えば、それがまるで鞭のような糸状のものとなり、それを地形に引っ掛けて素早く移動することができます。
パルクールといえば2022年に発売した「ダイイングライト2」が記憶に新しいですが、フィールドを自分の能力で駆け回る爽快感ときたら、とても気持ちの良いものでした。今作の魔法パルクールにはかなり期待ができます。
ちなみにファストトラベルについてもきちんと用意されており、プレイヤーの快適さを損ねないように配慮されています。
魔法のエフェクトがハンパない上に種類も豊富
これまでのプレイ動画・トレーラーを見て、おそらく誰しもが思うのは魔法の演出の凄まじさです。これぞPS5だから成し得たグラフィックスという感じがひしひしと伝わってきます。
近接や遠距離、支援やトラップなど、多彩な魔法を使った攻撃手段が豊富に用意されており、さらにそこに属性が絡んできます。また、魔法はバトル中にいつでも切り替えることができます。
FORSPOKENの開発チームは、もともと成長要素のあるRPGを作っていたチームなので、スキルの習得や装備のカスタマイズをして旅を進めていくにつれて、激しく見応えのある演出が繰り広げられていくのだろうと思われます。
コンボや敵を倒す時間によって評価される戦闘システム
倒した速度やコンボの決め方によって、倒した時のランクが変動する、いわゆるデビルメイクライのような感じですね。
敵の属性・特性を見極めて適切な魔法をいかに叩き込んでいくかが肝となります。
おそらく評価が高ければ高いほど獲得できる経験値や、お金が増えるのだろうと思います。
魔法を極めた達人による神プレイ動画がyoutubeで出回るのを見るのが今から楽しみです。
敵のデザインが秀逸。巨大なボスとの戦闘シーンは息を呑むほどに迫力満点
魔法の世界が舞台ですので、ドラゴンをはじめとする異世界ならではのモンスターや、元は普通の人や動物だったのに「ブレイク」と呼ばれる瘴気によって化け物となってしまった敵がフィールド上に登場します。
ドラゴンなどの大型モンスターとの戦いはさながらGod of Warを思い起こさせるほどに迫力満点。
さらに、フィールド上では「ブレイクストーム」と呼ばれるものに突如巻き込まれてしまうことがあり、ブレイクストームの中に現れる敵は非常に強く、巨大な敵も現れるということです。
このストームをいかにして切り抜けるか、プレイヤーの腕が試されそうです。
マントとネックレス、ネイルにより魔法を強化
FORSPOKENの作品で大事にしているコンセプトは「二面性」であり、現代とファンタジーの両方を多く取り入れているようです。
そこで魔法を強化するための手段として「ネイル」が採用されました。
これは実際に古代のエジプトやバビロニアでネイルを塗る文化があったことをヒントとしているそうです。
ネイルによって特定の魔法が強化されるとなるとイメージ湧かないですが、女性ゲーマーとしてはネイルによってパワーアップができるのはすごくオシャレで嬉しいポイントです。
FORSPOKENに期待する声
twitterなどのネット上の反応をまとめています。
期待する声としては、ただただ動画を見て面白うそう!魔法が凄そう!早く体験してみたいという声が多かったです。
PS5が買えたら、まずはFORSPOKENを最初に買う!という意見も見られました。
FORSPOKENに不安を抱く声
その世界を救いたいとプレイヤーに思わせるために、人々に感情移入させることは、ゲーム体験をする上で欠かせないポイントだと思います。
街や人々の様子が閑散としていると、盛り上がりに欠けると思いますし、唯一の拠点なのであればモンスターが闊歩するフィールドとは一線を画した雰囲気であって欲しいので、この点は私としても今のところ不安を感じざるを得ません。
例えばエルデンリングだと探索ポイントなんてものはなく、ただ自然に「あれ、こっち行ったら何があるんだろう」と気の赴くままに訪れた先にダンジョンがあって、それを発見した時の喜びを噛み締めることができました。
探索ポイントを示してくれるのは親切なようで、逆にそこ以外のポイントは回らなくてもいいと思わせてしまいます。
せっかく作り上げた世界を隅々まで探索したいプレイヤーにとっては、これは残念な機能と言えるかもしれません。
さいごに
FORSPOKENは、当初2022年5月24日発売予定でしたが、それが10月11日に延期となり、さらにそこから2023年1月24日と2度にわたり発売日が変更となりました。
こうなると心配になってくるのがバグの多さですが、2度も延期の判断をしたところを見ると、おそらく完成度の高い物を満を持して出してくるんじゃないかと私は期待しています。
ちなみに「FORSPOKEN」というゲームの意味は、英語で「見捨てられた」という意味です。
果たして見捨てられたのは主人公なのか、プレイヤーなのか、その世界のことを指すのか、気になりますね。
また最新の情報が入り次第随時更新してまいります。ここまでご覧頂きありがとうございました。