30代になり、友達とゲームして遊ぶ時間は限られるようになりました。
仕事を終えて、家のことをひと通り済ませて、ようやく空いた夜の時間。
やっと一緒にプレイできるその限られた瞬間こそ、思いきり楽しみたいはずなのに、同居している家族の存在が気になって、声を抑えてしまう…

そんなとき、私が見つけたアイテムが、「VEKTA 防音マスク」です。
正直に言うと、最初は半信半疑でした。
本当に防音効果はあるのか、長時間つけていて苦しくならないのか、海外製だけど、サイズは大丈夫なのか。
この価格に見合う価値はあるのか。
それでも、「これがあれば、夜のボイスチャットをもっと自由に楽しめるかもしれない」と思い、メーカー様に今回こちらからレビューのご相談をさせていただきました。
その結果、快く引き受けていただき、製品をご提供いただく形で実際に使用する機会をいただきました。(本当にありがとうございます!!)
本記事では、30代女性・家族と同居環境という環境で、VEKTA防音マスクを実際に使ってみた感想をお伝えします。
防音性能の体感、夜に使ったときの家族への影響、付け心地や蒸れやすさ、マイクの聞こえ方など、気になっていたポイントを正直にレビューしていきます。
「声を気にして、ボイスチャットを100%楽しみきれない」
そんな悩みを持つ方にとって、購入を考える際の参考になればうれしいです。
もし、この記事を読んで「自分の環境にも合いそう」「これがあれば、もう少し自由に楽しめそう」と感じた方は、以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。
VEKTA 防音マスクの概要とスペック

VEKTA 防音マスクは、夜間のボイスチャットや通話など、声を出したいけれど周囲に配慮したい場面に向けて作られた、防音マスク型のデバイスです。
開発したのは、オーストリア・ウィーンを拠点とするMETADOX(Metadox)
ゲーミング用の防音マスクを開発・製造・販売しているハードウェアメーカーです。

| 製品名 | VEKTA 防音マスク |
|---|---|
| 材質 | 食品グレードの高強度シリコン – ABS/PC – 肌に優しい生地 – 多層FR-4/銅PCB – エレクトレットマイク部品 |
| 接続方式 | USB有線接続 |
| マイク | 内蔵マイク搭載 周波数応答:50 – 16,000Hz 信号対雑音比(SNR):76dB オーディオ解像度(マイク):最大24bit / 48kHz ノイズキャンセリング:なし |
| 対応機器 | Windows 10/11 (ドライバーは不要) macOS (10.6以降) Linux (カーネル 2.6 以降) iPadOS および iOS (iOS 17 以降) Android (8.0 以降)。 PS4/PS5 Switch/Switch 2 |
| サイズ展開 | S/M: 128mm × 135mm × 116mm L/XL: 136mm × 144mm × 124mm |
| 重量 | S/M: 約280グラム L/XL: 約300グラム |
基本構造について

USB-C端子は、音声入力(マイク)用の端子です。
PCやゲーム機、スマートフォンなどにUSBで接続すると、USBマイクとして認識されます。
特別なドライバーのインストールは不要で、接続するだけで使えます。
ボイスチャットを使う場合は、Discordなどの音声設定で入力デバイスを「VEKTA」に切り替えるだけでOKです。
もうひとつの3.5mmイヤホン端子は、音声を出力するための端子です。
ここにイヤホン(イヤホンが同梱されています)やヘッドホンを接続すると、自分の声をモニターすることができます。(サイドトーン)
マスク内は密閉されるため、自分の声が分かりにくくなりがちですが、イヤホンを通して自分の声を聞けることで、声量の調整がしやすくなります。
同梱物について
箱を開封すると、自分で何かプラスして買い足さなくてもいいように、必要なものが全て揃っています。

ファブリックシールドは、マスクの内側に取り付けて使う布製のシートで、マスク内にこもりやすい湿気やニオイを吸い取ってくれます。

取り外して洗濯できるため、汗をかきやすい季節でもマスク内部を清潔に保てるのが嬉しいポイント。
さらに、暑い時期に欠かせないのが「冷却パッド」です。
マスク内に入れるだけで、装着した瞬間にひんやり感があり、夏場や長時間のボイスチャット時にはかなり助かりそうなアイテムです。マジックテープで取り外しが簡単にできるようになっています。
個人的に地味に嬉しかったのが、USBケーブルの長さと柔らかさです。
付属のUSBケーブルは約2mと余裕があり、デスクトップPCに接続しても取り回しに困りません。
さらに、コード自体が柔らかくしなやかなので、体を動かしたときに引っ張られる感覚が少なく、装着中の動きが制限されにくいと感じました。
防音性能について
VEKTAの防音性能については、実際の生活環境に近い形で検証してみました。
場面別に録音して検証
検証① 扉越しに検証

扉から約1m離れた位置から、扉越しにどの程度声が聞こえるかを確認してみました。
マスクをしていない状態では、静かな環境下であれば、扉越しでも「何を喋っているか」がはっきり分かる状態でした。声の内容まで問題なく聞き取れるレベルです。
一方で、VEKTAを装着した状態では、扉越しに聞こえる音は、「モゴモゴ」「ゴニョゴニョ」といった感じで、言葉の輪郭がほとんど分からない音になります。声の高さも抑えられたように聞こえ、音量が半減ぐらいになります。
iPhoneで実際に録音したデータがこちらになります。
録音時は、日常会話レベルの声だと聞こえにくかったため、大きめの声で収録しています。
(※テレビや空調などはつけていない状態で録音していますが、それでも環境音などが少々入っていますのでご了承ください。
【通常時】扉越しに録音(内扉からは約1メートル離れた場所で録音)
【マスク着用】扉越しに録音(内扉からは約1メートル離れた場所で録音)
大声の時でこれだけ抑えられているので、日常会話レベルのボリュームだとほぼ何言ってるかわからないレベルでした。
検証② 隣の部屋で検証

iPhoneで実際に録音したデータがこちらになります。
録音時は、日常会話レベルの声だと聞こえにくかったため、大きめの声で収録しています。
【通常時】隣の部屋で録音(それぞれ壁から約1メートル離れた場所で録音)
【マスク着用】隣の部屋で録音(それぞれ壁から約1メートル離れた場所で録音)
マスク着用時、日常会話レベルのボリュームだと、ほぼ何も聞こえませんでした。
検証③ 同じ空間で検証

次に、扉を挟まず、同じ空間で使った場合も試してみました。
私が感じた結論から言うと、同じ部屋で約1mの距離だと、さすがに何を話しているかは聞き取れてしまいます。
2m地点だと、大体音量が半減したかな、と言う感じです。
1mの時と2mの時とで聴き比べていただくと差が瞭然かなと思います。
距離を約4~5mほど取ると、言葉の内容まではほぼ分かりづらくなり、何かがモゴモゴ鳴ってるな、程度の音に変わります。
iPhoneで実際に録音したデータがこちらになります。
録音時は、日常会話レベルの声で収録しています。
【通常時】同じ空間で1m離れて録音
【マスク着用】同じ空間で1m離れて録音
【通常時】同じ空間で2m離れて録音
【マスク着用】同じ空間で2m離れて録音
防音性能まとめ
全体的なまとめとして私が思ったことは、声の音は完全に消えるわけではなく、声の輪郭をいい具合にぼかしてくれるマスクだなと感じました。
声の情報を周囲に伝わりにくくするための防音という印象です。
例えば実家暮らしで、友達や彼氏とのプライベートな会話の内容を家族に聞かれたくない場合など、ゲーム以外のシーンでも活用できそうだなと感じました。
マイク性能と音質について
実際にボイスチャットをしながら、友人にどう聞こえているかを聞いてみました。
その友人の感想としては、「鼻声っぽく聞こえる」ということです。
VEKTAはマスク内部の密閉された空間で声を拾う構造なので、声質そのものは、普段のマイクと比べると多少変わります。
生声そのまま、というよりは、マスク越しに話しているような印象に近いと思います。
ただ、その友人いわく、声はかなり聞き取りやすいとのことでした。
Windows標準アプリ「サウンドレコーダー」で実際に録音したデータがこちらです。
iPhoneのマイクと比較してお聞きいただければ鼻声具合がわかるかなと思います。
【iPhoneマイク】
【マスク着用】
マスク内で発声する分、周囲の環境音をほとんど拾わず、声だけをしっかり拾ってくれるため、
「何を言っているのか分からない」「聞き返される」といったことはありません。
一方、気になったのは、息を吸う音がどうしても聞こえてしまうことです。
密閉された空間で発声する構造のため、話している途中で息を吸ったタイミングで、その呼吸音がマイクに乗ってしまうようです。
声自体は聞き取りやすいものの、この「息を吸うときの音」は入りやすい、という点はあらかじめ理解しておいたほうがいいポイントだと感じました。
自然な声質や、スタジオ品質の音を重視する人には向かないかもしれませんが、夜間のボイスチャットや、周囲に配慮しながら話したい場面では、総合的に見て十分実用的なマイクだと思います。
マスクの装着方法
VEKTAは装着方法は、マスク単体で使用する方法と、ヘッドセットに固定する方法の2種類あります。
マスク単体で使用する場合

画像の通り、3STEPで装着ができます。
バックルの部分と、上側のストラップ部分で長さの調整ができるようになっています。

防音効果を高めるため、ある程度しっかりと密着させる必要がありますが、最初から強く締めすぎず、無理のない範囲で調整するのがおすすめです。
ヘッドセットに固定する場合

VEKTAは、マスク単体で使うだけでなく、お手持ちのヘッドセットに固定して使うことも可能です。
同梱物には、
- ヘッドセットストラップ
- 両面テープ付きの固定パーツ
が付属しています。
取り付け方法はシンプルで、まずヘッドセットの左右に、付属の両面テープ付き固定パーツを貼り付けます。その固定パーツに、ヘッドセットストラップを使ってVEKTAを連結する形です。
普段ヘッドセットを使ってボイスチャットをしている人には、こちらの方法がいいですが、私個人的にはマスク単体で使用した方が密着度はあるなと感じました。

30代女性が長時間使ってみた「付け心地」について
VEKTA 防音マスクを実際に装着してまず感じたのは、フィット感の良さと重さをほとんど感じないことです。
顔のラインに沿うように作られていて、肌に当たる部分にはやわらかいシリコン素材のクッションが使われています。
そのおかげで、装着した瞬間の当たりはやさしく、思っていたよりも快適です。
見た目からは重そうな印象を受けますが、重さについてもほとんど気になりませんでした。
S/Mサイズで約280g、L/XLサイズで約300gと聞くと、首や頭が疲れそうに思えますが、実際には装着したときにずっしりくる感覚はなく、長時間使っていても重さが原因で疲れることは全くありませんでした。
ただし、防音効果をしっかり出すためには、顔にある程度密着させる必要があります。
そのため、どうしても密着感や窮屈さはあります。
サイズ感についてですが、私は、海外製品はどうしても大きめに感じることが多く、VEKTA防音マスクも最初はサイズが合うか少し不安でした。
ちなみに私は、普段使っている一般的な不織布マスクでは、Sサイズを選ぶことが多いタイプです。
そんな私が装着してみると、マスクの位置はわりと高めで、目の下すれすれまで覆われます。
視界の下のほうにマスクが少し入ってきてしまいます。
ゲームのプレイに支障はありませんが、欲を言えば、SSサイズがあったら嬉しいなと思いました笑
連続使用推奨時間は「15分」
注意しないといけない点が、「連続使用時間」についてです。
公式では目安として「15分程度の使用」が推奨されています。
でも、「いやいや15分は流石に短いしもっと行けるだろう」と思って、試しに約3時間ほど装着してみたところ、、トイレに行くタイミングとかで何度かマスクを外してはいましたが、使用後、肌に当たっていた部分が少し赤くなっていました。(私が完全に悪いんですけど笑)
防音効果を高めようとして、マスクをややきつめに調整していたことが理由だとは思います。
なので、最初慣れないうちは、決して強く締めすぎず、無理のない範囲で、かつ防音効果がしっかり出る位置を探しながら、自分に合った締め具合に調整するように注意して下さい。
そして特に肌が敏感な方は、15分ごとに一度外して休憩を入れることを前提に使ったほうが安心だと感じました。
また、口を大きく動かしたり、大笑いしてしまうと、息がこもるような感覚があり、軽い息苦しさを感じる場面もありました。
しんどくなったらすぐに外して、極力休憩する時間を設けながらの利用がおすすめです。
気になった点
ベルトの留め具の音

細かい部分ではありますが、個人的に少し気になったのが、ベルトの留め具の音です。
VEKTAは、首の後ろでベルトを「ガチャン」と嵌める仕様になっています。
音自体は一瞬ですし、大きな問題ではないんですけど、どうしても静かな室内で使っていると、この「ガチャン」という音が意外と目立ちます…;
15分おきにはずして、またつけることを考えると、できれば、もう少し静かに付け外しができる仕様だとありがたいなと感じました。
かなり細かい点ではありますが、こういった部分まで配慮されていたら、夜使いのアイテムとして、さらに完成度が高くなるのではないかと思いました。
シリコン素材特有の匂い
細かい点ではありますが、シリコン素材特有のにおいは最初どうしても気になりました。
届いてすぐの状態だと、どうしても新品のシリコン製品らしいにおいがあります。
私は正直、最初に使うときに、半日ほど外に干してから使いました(笑)
ただ、使っているうちににおいは徐々に気にならなくなりますので、そこまで心配する必要はありませんが、念頭に置いていただければと思います。
まとめ(メリット・デメリット)
ここまでの内容を、メリット・デメリットに分けて整理いたしました。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 夜でもボイスチャットがしやすくなる 声が完全に消えるわけではありませんが、声の輪郭をしっかりぼかしてくれるため、隣室や扉越しでは会話の内容がほぼ分からないレベルまで抑えられます。 フィット感が良く、重さをほとんど感じない 見た目から想像するよりも装着感は軽く、 長時間使っても重さで首や頭が疲れることはありません。 環境音を拾いにくく、声は聞き取りやすい マスク内で声を拾う構造のため、周囲の生活音をほとんど拾わず、 VC相手からは「聞き取りやすい」と感じてもらえました。 用途がゲーム以外にも広がる ゲームのボイスチャットだけでなく、実家暮らしでのプライベートな通話や、夜間のオンライン会話など、 「声を聞かれたくない場面」全般で活用できそうだと感じました。 | 完全防音ではない 声自体は聞こえなくなるわけではなく、 近距離や同じ空間では内容が分かってしまう場合もあります。 連続使用時間に注意が必要 公式推奨の連続使用時間は約15分。 長時間つけ続けると、肌が赤くなったり、息苦しさを感じることがあります。 声質が変わる(鼻声っぽくなる) 自然な声質を重視する人には向かないかもしれません。 呼吸音が入りやすい 話している途中で息を吸ったタイミングで、 その呼吸音がマイクに乗ることがあります。 |
最後に

使い始めてから、2週間ほどが経ちました。
夜に友達からゲームに誘われたとき、「あ、VEKTAがあるから大丈夫だな」と思えるようになったのは、自分の中ではかなり大きな変化です。
これまでは、声が漏れて家族が目を覚ましてしまわないか、どこかで常に気を張っていました。
でも、VEKTAがあることで、そういった心配がぐっと抑えられるようになったんです。
もちろん、完全に無音になるわけではありません。
それでも、防音マスクがあるということだけで気持ちがかなり楽になります。
声を気にしなくていい、その一点だけで、ゲームへの集中力が上がり、プレイしている時間そのものを、以前よりもしっかり楽しめていると感じています!
モヤモヤした気持ちを持ちつつゲームしている人に、一台絶対持ってた方がいいいよ!とおすすめできる商品だと思いました。
もし、この記事を読んで「自分の環境にも合いそう」「これがあれば、もう少し自由に楽しめそう」と感じた方は、以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。

