シリーズ未経験でも楽しめた!アサシンクリードオリジンズの評価・感想

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アサシンクリードオリジンズのゲーム概要

「アサシンクリード」とは、日本語で、暗殺者の教義(体系・取り決め)という意味です。

アサシンクリードオリジンズは、このシリーズの10作目にあたる作品なのですが、それぞれの作品のストーリーは繋がっているわけではありません。

基本的にプレイヤーは、アサシン(暗殺者)となり、各作品の中で明らかとなる何らかの野望を食い止めるために、悪い人物の暗殺をするといったゲームです。

ジャンルアクションアドベンチャー
オープンワールド、ステルス
PS4、Xbox One、Windows
開発元ユービーアイソフト
発売日2017年10月27日
プレイ人数1人
対象年齢CERO:Z(18歳以上)
プレイ時間ストーリーと、
ストーリークリア時レベルまでのサブクエクリアで約42時間

アサシンクリードオリジンズの良かったところ

散策するだけでもやる価値あり!
見事なグラフィックで再現された古代エジプトに浪漫満載

Assassin’s Creed® Origins

2021年2月現在、新型コロナにより海外旅行はおろか国内旅行もろくにできず、毎日ほぼ同じ場所にマンネリを感じてはいませんか?

わたしがアサクリシリーズ未経験なのに手を付けてみたのは、せめてゲームの世界だけでも、日常から離れた空間を楽しみたかったからです。

このアサシンクリードオリジンズの舞台は、プトレマイオス朝末期(紀元前49年)の古代エジプト。
歴史に疎い私ですら知っている世界三大美女の一人、「クレオパトラ」や、世界史上最大の英雄「カエサル」が登場するゲームです。

そんな日常から遠く遠く時代も遡った世界を、ラクダに乗って探索するだけで、とにかく楽しい。

Assassin’s Creed® Origins

MAPがとにかく広大なので、ずっと砂漠で、ずっと似たような地域が続くんじゃないかという心配もしたんですが、ノープロブレム。

エジプトといえばピラミッド、スフィンクス、古代遺跡…すべて余すことなく観光できますよ!!

ちなみにアサクリシリーズは、専門家や研究者と学術的な時代考証を重ねながら構築されていて、その時代・世界を限りなく再現していることから、「世界一安い時間旅行」と評されているほどです。

移動におけるストレスゼロ!
ラクダに乗って優雅な旅が楽しめる

Assassin’s Creed® Origins

ゲーム内の馬屋で、馬もしくはラクダを購入することができます。

スピード的には馬が速いですが、エジプトといえばラクダでしょう。

アサシンクリードオリジンズでは、ボタンを長押しすれば道なりに走り、別のボタンを押せば設定してある目的地まで自動運転してくれます。
コントローラーで操作せずに、エジプトの景色をゆっくりと堪能できて非常に快適でした。

さらに、この作品では、基本どんな壁や崖でも登ることが出来ます。
行けないところの方が少ないんじゃないかと思うぐらい。

ピラミッドの上から見える景色は最高でしたね。

武器の種類が豊富!戦い方も自分次第

Assassin’s Creed® Origins

上の写真は相手に「炎上効果」を付与できる剣なんですが、刀身が常に炎に包まれていてめちゃくちゃかっこいいです。

この武器を手に入れてからアサシンやめて特攻隊になりました。

武器の種類は大まかに分けても11種類!!

近接武器

  • レギュラーソード
    :RPGといえばやはりソード系!安定安心ノーマルな剣
  • シックルソード
    :相手を「出血」状態にさせることができます
  • デュアルソード
    :2刀流で、素早い攻撃が魅力的
  • ヘビークラブ
    :棍棒やメイスなど、威力重視の武器
  • ヘビーブレード
    :斧をはじめとする中速・強攻撃型の武器
  • 笏(しゃく)
    :リーチがながいので安全だけど威力はやや低め

  • :笏と同じくリーチが長いが隙がでかい。でも馬に乗りながら振り回せて楽しい

遠距離武器

  • 狩人の弓:溜め威力重視
  • 軽装の弓:連射型の弓(マシンガン)
  • 戦士の弓:同時に複数の矢を放てる(ショットガン)
  • 捕食者の弓:遠距離型の弓(スナイパーライフル)

近接武器を2種類、遠距離武器を2種類装備できますので、そのつどの状況に応じて武器を切り替えて戦闘することが可能です。

スキルツリーも攻撃特化の「ウォリアー」、相手に混乱や毒などの特殊効果をもたらす「預言者」弓特化の「ハンター」の3系統に分かれており、自分の好きな戦い方に特化して強化していくことができます。

「あー、このスキル欲しいなー」と思えるものが多く、そのためにレベルあげや、アビリティポイントを獲得するスポットを回るのはとても楽しかったです。

やりがいのあるアクション

アサシンクリードオリジンズでは、「大攻撃」「小攻撃」「プッシュ攻撃」「パリィ」「受け流し」のアクションに加え、一定のゲージが溜まると発動できる「オーバーパワー」という技や溜め技があります。

似てるゲームをあげるとすると「ダークソウル」ですね。
ボタンの配置も似ています。

ただ、オリジンズは死にゲーではありませんが、さすがに大勢に囲まれたりすると敵の方がレベルが低かったとしても死んでしまうことは余裕であります。

きちんと手ごたえを感じられる良いゲームバランスになっているなと感じました。

ステルスが苦手でも可愛い相棒を駆使すれば難なくクリアできる

Assassin’s Creed® Origins

アサシンクリードは「ステルスゲー」の代表的な作品ですので「ステルスが苦手だと難しそう」と思われている方いませんか?

わたしもステルスには苦手意識がありましたが、このアサシンクリードオリジンズでは、その心配はまったくいりません!

上の写真の鷹(セヌといいます)を操作して、先に敵の陣地を空から観察し、敵の位置や動きを把握することができるからです。

敵にマーカーをつけていれば、今敵がどこにいるのか、どっちを向いているかが分かるので、暗殺するのはとても容易でした。

ステルスの難易度的にはゴーストオブツシマと同等かなという体感です。

レベルさえ上げればスイスイクリアできる

メインストーリーのクエストには、それぞれ推奨レベルが記載されています。

メインストーリーだけをこなしているだけだと、つぎのメインストーリーでの推奨レベルに足りず苦戦してしまいます。

その時は周辺のサブクエをこなして、次のメインストーリーに必要なレベルになったらメインクエストを進める、という形で進めていけばサクサク進行することができますよ。

ドラクエやFF等と同じく「レベル依存」がこのゲームでは大きいので、レベル上げがめんどくさいという人には向かないかもしれませんが、難しいなと感じてきたときにレベルさえ上げればなんとかなるので、その点ではゲーム初心者・アクションゲー初心者の方には最適なんじゃないかと思います。

登場人物が魅力的!
世界三大美女「クレオパトラ」も登場!

Assassin’s Creed® Origins

上の写真の右にいらっしゃるのがクレオパトラ様です。(白目をむいてるわけではありません)

上の写真の衣装はまだ露出度低めですが、わりと大胆な衣装を毎回着用されています。

美人かどうかと聞かれたら、正直主人公の奥様(下の写真)の方が美人だと個人的には思うのですが、このクレオパトラの声を担当しているのが、『七つの大罪』のエリザベス役、『アカメが斬る!』のアカメ役をつとめている雨宮天さんです。

かわいらしく、透き通った高貴なお声には惚れ惚れしました。

そして主人公の奥様「アヤ」の存在感はすごかったですね、主人公と会うたび、とにかくいちゃついてくれます。

ゲーム中に何度かアヤを操作することもできますよ。

ルルーシュや松野一松の声優をつとめた「福山 潤」さんが主人公の声を担当!

クレオパトラの雨宮天さんの声も良かったのですが、なんといっても私的には福山潤さんのボイスがたまらなかったです。

主人公「バエク」の性格もまずかっこいいんですよ。

奥様想いだし、困っている人は放っておけないし、子どもたちに凄く優しいし、これぞヒーローって感じなんですよね。

そんな素敵なヒーローを低音イケボの福山さん、、ごちそうさまでした。

アサシンクリードオリジンズの微妙だったところ

乗り物の違いがいまいちよくわからない

基本的には乗り物はラクダか馬(課金やレアアイテムでは他の生物も手に入ります)で、ラクダよりも馬の方が少し移動が速い、ということ以外に体感できる特徴がありませんでした。

同じ馬にしても色の違いやレア度の違いはあれど、とくにプレイに関与する特徴がないんですよね。

もう少し種類ごとの違いや、レア度の高い馬ならもっと早く走れるようにしてくれれば嬉しかったです。

サブクエが単調なので作業感が否めない

サブクエの数、そこそこ多いです。
メインクエストをすすめるにはある程度最低限のレベルが必要になるので、サブクエをガン無視というわけにもいきません。

サブクエの内容は短い物から長い物まで多々ありますが、どれをやっても大体人質を救い出すか、人々を苦しめている悪人を始末するか、求められるアイテムを取りに行くかというパターンです。

サブクエをこなしつつ新しいエリアを開拓するのは楽しいのですが、あまりにサブクエばかりやってると、もはや作業している感が否めません。

とはいえ、なんだかんだメインストーリークリア時のレベルまでのサブクエはほぼ消化していたので、そこまでここは気にするポイントではないです笑

服装の自由度がもっと欲しかった

服装は商店で買えますし、髪の毛のパターンを2パターンと、髭を生やすかどうかで自分好みの主人公にすることができます。

ただ、時代を正確に反映しているからか、服装のバリエーションが多いっちゃ多いんですけど似たりよったりな服装ばかりでした。

この部分はフォトモードもせっかく搭載されていることですし、もっと遊び要素あっても良かったんじゃないかなと思う残念な部分でした。

現代編パートの意味がよくわからない

調べてみると、アサシンクリードシリーズって「現代編」と「過去編」とを行き来するようです。

アサクリシリーズ未経験のわたしには現代パートが出てきたとき、なにがなんやら分からなかったです。

「何の意味があるんやろ?」「現代編で何かすることがあるのかな?」という疑問が最初から最後まで消えませんでした笑

現代編のストーリーの時間は短いので、そこまで気にはならないですが、一体あれはなんやったんやろう状態でしたね。

未経験で初めても楽しめるかどうか
【結論:余裕で楽しいです】

アサクリシリーズは、すべての作品がつながっているわけではありません。
それぞれが別々の時代背景の作品です。

アサシンクリードオリジンズは、プトレマイオス朝の古代エジプトが描かれた作品で、誰もが知る世界三大美女の一人、「クレオパトラ」や、世界史上最大の英雄「カエサル」が登場する物語です。

専門家の考察をふまえてよみがえった古代エジプトに多少なりとも興味があるなら、これほどいい作品はないのではないでしょうか。

エジプトや神殿の内部、お宝の山、言葉では言い表せないほど見事なグラフィックで再現されていてフォトモードを何度起動したことか数え切れません。

ゲームのストーリーも、主人公の目的はすごく明確ですし共感できる内容となっていますので、シリーズ経験・未経験関係なく、一つの壮大なオープンワールドとしてオススメできるゲームです。

ゲーム初心者でも楽しめる?
ゲームの難易度について

「レベルさえ上げればスイスイクリアできる」のところでも書いた通り、ドラクエやFF等と同じく「レベル依存」がこのゲームでは大きいので、難しいなと感じてきたときにレベルさえ上げればなんとかなるので、その点ではゲーム初心者・アクションゲー初心者の方には最適なんじゃないかと思います。

ステルスゲームとして有名な作品ですが、相棒である鷹を使って、あらかじめ敵の位置や動きも把握することができますので、背後からササッと近づくのはわりと簡単です。

もしそれでも不安という場合は、難易度を4種類から選択することができます。

  • イージー
  • ノーマル
  • ハード
  • ナイトメア

難易度があがるほど、敵に見つかりやすさや、敵の攻撃力やガード率などが上がります。

ゲーム中にいつでも変更できますよ~!

このゲームに向いてる人・不向きな人

Assassin’s Creed® Origins

向いている人

  • オープンワールドゲームがとにかく好きな人
  • グラフィックが最高のゲームを求めている人
  • 過去にタイムスリップしてみたい人
  • 古代エジプトに興味があり、ピラミッドやスフィンクスを見てみたい人
  • 出血表現多めのゲームを求めている人
  • ダークソウルのような戦闘が好きな人
  • やりこみ要素多いゲームを求めている人

向いていない人

  • レベル上げがめんどくさいと感じる人
  • 敵をバッサバッサ切り倒して無双したい人

まとめ

このゲームをやっているとき、気分はエジプト旅行しているようでした。

クリア後のやりこみも多く、メインストーリーをクリアしてから、さらに難易度の高いサブクエストや、期間限定のミッションなどを通して、さらにレア度の高い武器を手に入れることができます。

各エリアごとの収集品や、拠点ごとのお宝集めなども大量にあるので、すべてこなそうとすると100時間ぐらいは軽くいくと思います。

追加ミッションのプロダクトコードが付属したデラックスエディションが発売から経った今だと安く手に入りやすい価格になっていますので、全力でオススメできる作品です。

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