「時のオカリナのリメイクが出るらしいけど、結局いつ発売なの?」
「Switch 2専用?」
「名前はよく聞くけど、そんなに面白いゲームなの?」
そんな疑問を持っている方も多いと思います。
2026年6月9日のNintendo Directで、『ゼルダの伝説 時のオカリナ(The Legend of Zelda: Ocarina of Time)』のフルリメイクが正式発表されました。
発売が決まっただけでも大ニュースなのですが、現時点で公開されている情報はまだそれほど多くありません。
そして『時のオカリナ』は、単なる懐かしの名作ではありません。
発売から25年以上経った今でも「ゲーム史上最高傑作」として名前が挙がることが多い作品です。
私自身、これまでたくさんのゲームを遊んできましたが、「なぜ時オカが特別なのか」と聞かれると、単純に面白いだけでは説明できないんですよね。
そこでこの記事では、
- 現時点で判明している情報と、まだ分かっていない情報
- 時のオカリナがどんなゲームなのか
- なぜ今でも伝説的な評価を受けているのか(ゲーム面・ストーリー面の両方)
- 発売までに遊んでおく方法
を、私が実際に遊んできた感想も交えながら紹介していきます。
ストーリーの核心には触れないので、これから初めて遊ぶ方も安心して読んでください。
発売を楽しみにしている方も、初めて時オカに触れようか迷っている方も、判断材料になればうれしいです。

『時のオカリナ』リメイクで現在わかっていること(2026年6月24日時点)
最初に、現時点(2026年6月25日時点で公表されている情報)の”事実”だけを表にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ゼルダの伝説 時のオカリナ(The Legend of Zelda: Ocarina of Time)リメイク |
| 対応機種 | Nintendo Switch 2 |
| 発売時期 | 2026年内(”COMING 2026″表記。具体的な日付は未発表) |
| 価格 | 未発表 |
| 発表の場 | Nintendo Direct 2026.6.9(2026年6月9日配信) |
| 開発の形態 | 一から作り直す(フルリメイク)。2011年の3DS版とは別物 |
| 現状の公開素材 | ティザー映像のみ |
ポイントを整理すると、「リメイクが出ること・Switch 2向けであること・2026年内であること」は確定。一方で「正確な発売日・価格・追加要素」はまだ何も発表されていない、という段階です。
公開されたティザー映像はごく短いもので、コキリ族やデクの樹様の描写、そして手の甲のトライフォースが光るリンクの姿が映る程度でした。
そもそも『時のオカリナ』ってどんなゲーム?【未プレイ・うろ覚えの方へ】

ここからは「名前は知ってるけど中身はよく知らない」「昔すぎて記憶があいまい…」という方向けに、原作がどんなゲームなのかを紹介します。
ちなみに私は、子どもの頃にN64でプレイしました。
当初は敵が怖かったりしてなかなかクリアできなかったのと、エポナに乗って走るだけでも楽しくて、私にとって特別な一本として記憶に残っています。
1998年、ゲームの「当たり前」を作った1本
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は、1998年11月21日にニンテンドウ64(N64)で発売された、任天堂のアクションアドベンチャーです。
大きかったのは、これがゼルダシリーズ初の3D作品だったことです。
それまで真上から見下ろす2D画面だったゼルダが、一気に「自分がその世界に立っている」3D空間になりました。
今でこそ3Dゲームは当たり前ですが、発売当時は「本当に自分が冒険しているみたいだ」と驚いた人が多く、ゲーム業界に大きな影響を与えた作品として知られています。
物語の舞台とあらすじ(ネタバレなしのさわりだけ)

舞台は、剣と魔法のファンタジー世界「ハイラル王国」。
主人公は、コキリの森に暮らす少年リンクです。
ある日、相棒の妖精ナビィに導かれて森を飛び出した彼は、世界を闇に染めようとする魔盗賊ガノンドロフの野望を止めるため、伝説の宝「精霊石」を求めて旅に出ます。
そして本作最大の仕掛けが、「時を超える」冒険であること。
「時の神殿」で伝説の剣マスターソードを手にしたリンクは、少年時代と、成長した大人時代を行き来しながら物語を進めていきます。
子どもの姿だからこそ通れる道、大人だからこそ挑める試練
――この”時間”そのものが冒険の核になっている構造が、時オカならではの面白さでした。
タイトルの「オカリナ」も、ただの飾りではありません。
覚えたメロディを奏でることで天候を変えたり、遠くへワープしたり、物語が動いたり。
音楽が世界とつながっているこの感覚が、子ども心にすごく不思議で、私はここが一番好きでした。
まず数字で:なぜ”史上最高傑作”と呼ばれるのか
「名作なのは分かったけど、ちょっと大げさじゃない?」と思う方のために、まず評価の事実を数字で押さえておきます。
- 週刊ファミ通で、史上初の「40点満点(クロスレビュー)」を獲得。
それまで誰も届かなかった満点を、時オカが初めて記録しました。 - 世界累計約760万本を販売した、N64を代表する大ヒット作です。
- 海外のレビュー集計サイトMetacriticでスコア99という、今もほとんど破られていない評価。各メディアの「史上最高のゲーム」ランキングでも常に上位で、1位に挙げられることも珍しくありません。
数字だけ見ても、懐かしさ補正だけで残っている作品ではないのが伝わると思います。
では、なぜここまで高く評価され続けているのでしょうか。
具体的に”中身の何”が支持されてきたのか、ここから掘り下げていきます。
時のオカリナは、何がそんなにスゴかったのか
時オカが「ゲームの教科書」と呼ばれるのは、ひとつの目玉機能だけでなく、3Dゲームに必要な発明をいくつもまとめて実現してしまったからです。代表的なものを順に見ていきます。
① Z注目システム ―― 時代劇の”殺陣”から生まれた発明

時オカを語るうえで外せないのが、「Z注目(ロックオン)システム」。
Zボタンを押すと、敵にカメラと照準を自動で合わせ続けてくれる仕組みです。
「それの何が便利なの?」と思うかもしれません。
ただ、当時の3Dゲームは、自分でカメラを動かしながら敵を狙うのがとにかく難しく、そこが一番のストレスでした。時オカはこのZ注目で「狙う」をワンボタンに落とし込み、戦闘も謎解きもぐっと快適にしています。
面白いのは、この発想が京都の撮影所で時代劇の”殺陣”を研究して生まれたという逸話。
一対一で向き合い、間合いを計り、ここぞで斬り込む――あの緊張感をゲームに移したそうです。
そしてこの仕組みは、のちの3Dアクションの事実上の標準になりました。
今あなたが遊んでいる3Dゲームのロックオンも、たどっていけばここに行き着きます。
② ロードのない”ひとつながりの世界”と、馬で駆けるハイラル平原
当時多くのプレイヤーを驚かせたのが、継ぎ目(ロード画面)の少ない、ひとつながりの広大な世界でした。
中心に広がる「ハイラル平原」はとにかく広くて、「本当に冒険してる…!」と前のめりになります。
しかも大人時代には愛馬エポナにまたがって、その平原を風を切って駆け抜けられました。
私はストーリーそっちのけで、用もないのにエポナで平原をぐるぐる走り回っているだけで楽しかったのを覚えています。
「目的地まで自分の足と馬で移動する」今では当たり前のこの体験が、当時はちょっとした感動でした。
③ 立体空間をフル活用した、ダンジョンの謎解き

ゼルダといえば謎解きですよね。
時オカは「3Dになったからこそ解ける謎」をたくさん用意してきました。
たとえば水位を上げ下げして道を作る「水の神殿」、廊下そのものがねじれて上下左右の感覚が狂う「森の神殿」など、高さ・奥行きを使ったギミックが満載です。
私も初めて遊んだときは難しすぎて、分厚めの攻略本を片手に必死に攻略していました笑
新しいアイテムを手に入れるたびに「そういうことか!」と世界が広がっていく感覚があって、これは今遊んでもちゃんと面白いです。
④ 昼が来て、夜が来る ―― “生きている世界”
時オカの世界には、昼夜のサイクル(時間の流れ)があります。
日が暮れれば店は閉まり、平原には骸骨の魔物スタルベビーが地面から這い出してくる。
朝になればまた景色が変わる。
NPCにも生活があって、世界が”自分とは関係なく動いている”感じが当時は本当に新鮮でした。
正直、子どもの頃は夜の平原に湧くスタルベビーが怖くて、暗くなる前に急いで街へ戻っていました笑
それくらい世界が”生きている”と感じさせてくれる作りでした。
⑤ 音楽が「BGM」ではなく「ゲームそのもの」

作曲は任天堂サウンドの巨匠・近藤浩治さん。
時オカの音楽が語り継がれているのは、ただ流れているBGMではなく、プレイヤーが自分で”演奏する”ゲームシステムそのものになっているからです。
「ゼルダの子守歌」「サリアの歌」「エポナの歌」「時の歌」
覚えた曲をオカリナで奏でると、扉が開いたり、時間や天候が動いたり、物語が進んだりします。
操作と音楽体験が一体になっているので、メロディがそのまま思い出として残るんですよね。
今でもふとした拍子に頭の中で「時の歌」が流れることがあるくらい、私の中に深く刻まれています。
⑥ 本筋に関係ないのに作り込みすぎな”寄り道”
名作の証は寄り道の豊かさにもあります。
象徴的なのが釣り堀で、本編とほぼ関係ないのに異常なほど作り込まれているんですよね。
本編そっちのけで釣りばかりしていた人も多かったはず笑
こういう「やらなくてもいいのに楽しい」寄り道も、時オカの魅力のひとつでした。
ストーリー・物語面はどう評価されたのか(ネタバレなし)
時オカはストーリー面でも長く語り継がれている作品です。
核心には触れずに、何が評価されてきたのかをお話しします。
“時間”そのものがドラマになる
時オカの物語の幹は、少年リンクが大人リンクへと「成長」していくこと。
そして、子ども時代と大人時代を行き来する構造が、単なるギミックで終わっていないのが見事でした。
伝説の剣を抜いたリンクは、7年もの歳月を飛び越えて大人の世界で目を覚まします。
自分は一瞬眠っていただけなのに、世界は7年ぶんしっかり変わってしまっている…
かつて遊んだ場所、出会った人たちが、その歳月のぶんだけ姿を変えているんですよね。
この「時の重み」を、プレイヤー自身が肌で感じられる作りになっていました。
成長と喪失、そして語り継がれる”余韻”
だからこそ時オカの物語には、冒険のワクワクの裏側に、「失われた時間」「戻れない子ども時代」への切なさがそっと同居していると感じました。
明るいだけのおとぎ話ではなく、成長すること・大人になることのほろ苦さまで描いている。
子どもの頃に遊んだときと、大人になってから遊んだときで印象が変わる作品なんですよね。
容量も表現力も限られた1998年に、これだけ奥行きのある物語と忘れがたい余韻を残したこと自体がすごいことだと思います。遊び終えたあと、しばらくあの世界の余韻から抜け出せなくなる。それが時オカの物語の力でした。
正直に言うと、気になる点もある
歴史的名作とはいえ、人を選ぶ部分もあります。
- 「水の神殿」は名物の難所
水位の上げ下げと、そのたびのアイテム(鉄の靴)の付け替えが煩雑で、苦手になる人が多いんですよね…
私も、初プレイのときは水の神殿でまんまと迷子になって、何度放棄しようとしたことか笑
リメイクでこのあたりが今風に快適になるかは、地味にすごく気になっています。 - 意外とホラー要素が強め
大人時代の城下町、井戸の底、闇の神殿など、子どもの頃の私が本気で怖かった場面がいくつもあります。
ホラーが本当に苦手な方は、そこだけ注意が必要です。 - そして大前提として、ベースは1998年の作品です。
近年の『ブレス オブ ザ ワイルド』のような”どこへでも行ける完全自由”とは設計思想が違い、ダンジョンを順番に攻略していく構成でした。ここを期待しすぎると、方向性のギャップを感じるかもしれません。
とはいえ、これらは「だから名作じゃない」という話ではなく、むしろリメイクでどう手が入るのかを楽しみに待つポイントでもあります。
3DS版『時のオカリナ 3D』との違いと「一から作り直し」の意味
実は時のオカリナは過去に3DS版でリメイクが発売になっています。
2011年の3DS版でも、十分きれいだったけれど…

実は時オカは、2011年6月16日に『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』としてニンテンドー3DSでリメイク済みでした。
- グラフィックを一新して色鮮やかに
- 3DS下画面でマップ・装備・オカリナの曲をサッと確認できる操作性アップ
- ジャイロセンサーで弓やパチンコの照準を直感的に
- 高難易度の「裏ゼルダ」も収録
当時遊んでいて、N64版を知る人が「ここまで遊びやすくなるのか」と感じたほど丁寧な作り直しでした。
ただ今回のSwitch 2版は、報じられているところでは3DS版の流用ではなく“ground-up(一から作り直し)”のフルリメイクとのことです。
3DS版とはっきり差別化するため、Switch 2のグラフィック性能に合わせてゼロから構築されると見られています。
あの世界が今の映像でよみがえると思うと、これは期待してしまいますよね…!
「原作通り」じゃないかも?という声も

公開されたティザー映像をめぐって、ファンの間では「これ、ただの移植リメイクじゃなくない…?」という声も出ています。
たとえば事実として、映像では眠るリンクの手の甲に「勇気のトライフォース」が光って見えます。
ところが原作では、子ども時代のリンクはまだトライフォースを持っていません。ここから、
- ストーリーに原作になかった要素が加わるのでは?
- 実は別の場面(物語の後)を描いているのでは?
- 単に”資格を持つ者”を示す演出なのでは?
といった考察・憶測がRedditを見ると飛び交っています。
あくまで現時点では映像から読み取った推測の域を出ないので、「ストーリーが変わると確定したわけではない」点は押さえておいてください。
私としては、思い出をなぞるだけじゃない”新しい時オカ”になる可能性にワクワクする一方で、「原作のあの余韻はそのまま残してほしいな」という気持ちも半分くらいあります。このへんは続報待ちですね。
Switch 2は必須?発売を待つ間に”今すぐ”時オカを遊ぶ方法
「リメイクが出るまで待ちきれない!」「リメイクをプレイする前にもう一度原作をプレイしておきたい!」という方へ。実は今すぐ原作に触れる方法がちゃんとあります。
- Nintendo Switch Online+追加パック
追加パックの「NINTENDO 64」アプリで、オリジナルのN64版『時のオカリナ』が今でも遊べます。
手持ちのSwitchがあれば、追加投資はサブスク料金だけ。 - ニンテンドー3DSの『時のオカリナ 3D』
3DS本体が手元にあるなら、操作性が改善されていて初プレイにもやさしい一本。
中古で探す形にはなりますが、立体視ならではの奥行きも楽しめます。
リメイクを最高の状態で味わうなら、先に原作(N64版か3DS版)を一度クリアしておくのがおすすめです。
「あの場面が現代グラフィックでどう生まれ変わるんだろう」という視点が加わって、発売日の楽しみが何倍にもなります。
こんな人におすすめ!
ここまでを踏まえて、今回のリメイクはこんな人に向いています。
- 3Dゲームの”原点”を、現代のグラフィックで体験してみたい人
- 名前は知っているけど時オカを遊んだことがない人(リメイクは初プレイの絶好のきっかけです)
- N64・3DSで遊んだ思い出の世界がよみがえるのを見届けたい人
- Switch 2を持っている/買う予定の人(本作はSwitch 2向け)
- ゼルダシリーズが好きで、シリーズのルーツと名曲の源流を押さえておきたい人
逆に、「最新のオープンワールド級の自由度・ボリュームを期待している人」は、原作がベースである以上、近年の『ブレス オブ ザ ワイルド』『ティアーズ オブ ザ キングダム』とは方向性が違う点だけ頭に入れておくと、ギャップなく楽しめます。
最後に
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のリメイクは、Switch 2向けに2026年内発売が確定しました。
長年待っていたファンにとっては、とても大きなニュースだったと思います。
改めて振り返ると、時オカはZ注目・シームレスな世界・立体的な謎解き・生きた世界・音楽システムといった3Dゲームの土台をまとめて発明し、その上で”成長と喪失”という大人びた物語まで描ききった作品でした。
昔から名前だけは聞いていたという方も、この記事で「ちょっと遊んでみたいかも」と思ってもらえたならうれしいです。
一方で、発売日も価格も追加要素も、まだ何も分かっていないのが正直なところ。
待ち時間が長く感じるなら、ぜひNintendo Switch Onlineや3DS版で、いま一度(あるいは初めて)原作の世界に触れてみてください。私が神殿で迷子になって泣いたあの世界が、Switch 2でどう生まれ変わるのか、一緒に発売を楽しみに待ちましょう!

